2019年11月1日金曜日

ビタミンB3(ナイアシン)が脳梗塞の予防に効果的

脳梗塞の原因

脳梗塞は脳への血流が阻害されることで発生します。
血流阻害により、脳細胞は酸欠状態に陥り、脳細胞の死滅が起こります。
脳細胞の酸欠状態が長引くほど、後遺障害のリスクも高まります。


以下に脳梗塞の前兆サインをまとめます。
  • 歩行困難(足がもつれたり、転倒が多くなる)
  • 意識の混乱
  • 急激に起こる感覚まひや脱力感(力が入りにくい)
  • 視野の減少
  • 突発的な激しい頭痛

ビタミンB3が脳梗塞の予防に有益

脳梗塞では血栓が生じています。
そして、この血栓はコレステロールによってできています。
従って、脳梗塞予防の一つに血中コレステロール濃度を低く抑えることが挙げられます。
ビタミンB3(ナイアシン)の役割には以下のようなものがあります。
  • 脂質の代謝(脂肪の燃焼)
  • 糖質の代謝(血糖値を下げる)
  • 血中コレステロール値を下げる(以下に詳細)

ナイアシン不足によって現れる典型的な症状は以下の通りです。
  • イライラ感
  • 集中力欠如
  • 不安感
  • 疲労感
  • うつ

また、ナイアシンが不足するとペラグラという疾患になります。ペラグラというのは、皮膚や神経、消化管の異常を特徴とする疾患であり、以下のような症状を引き起こします。
  • 下痢
  • 皮膚炎
  • 口内炎
  • 健忘
  • 情緒不安定

ビタミンB3(ナイアシン)はコレステロール値を下げる効果があります(HDLコレステロール値を上げる)。ナイアシンの効果を検証したリサーチによると、以下のようなことが報告されています。
  • HDLコレステロール値が29%上昇した
  • 中性脂肪値が23%減少した
  • LDLコレステロール値が8%減少した

注意

ナイアシンは顔面を紅潮させることがあります。
これを防ぐために、ナイアシンサプリメントの中には、体内で徐々に吸収されるようにコーティングされたものがあります。
しかし、このようなコーティングを施された錠剤により、肝炎が引き起こされる場合があります。
ナイアシンをサプリメントで摂取する場合、これらの副作用には十分注意が必要です。
ナイアシンサプリメントでお勧めするのは、イノシトールヘキサナイアシネート(inositol hexaniacinate)です。
これは、顔面紅潮や肝炎を引き起こすことがないように思われます。

ビタミンB3(ナイアシン)を多く含む食品

肉類にはナイアシンが多く含まれています。
また、ナイアシンはトリプトファン(アミノ酸の一種)から合成されます。
牛肉にはナイアシンもトリプトファンも両方含まれています。
肉以外にも魚類、ナッツ類、卵、チーズなどにナイアシンは含まれています(肉は特にレバー)。

脳梗塞の危険因子

  • 高血圧
  • 肥満
  • 高い中性脂肪濃度
  • 高ホモシスティン濃度
  • LDL>HDL
  • 喫煙


以上は脳梗塞の予防には欠かせない要素ですが、病気全般の予防においても大切です。
要は運動と栄養、ストレスをためないライフスタイルが重要です。
こちらの論文(Psychological distress, major depressive disorder, and risk of stroke)によると、うつ症状は脳梗塞の発症リスクを高めることが報告されています。
従って、運動や栄養によって身体を健康に保つのと同時に、心の健康にも配慮する必要があります。
日々の生活に瞑想などを取り入れ、心のケアもしっかり行うようにしましょう。

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ノーフラッシュ・ナイアシン、500 mg、60 タブレット

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