ひまし油はトウゴマの種子から抽出されます。ひまし油には様々な効用がありますが、特に抗炎症作用と抗酸化作用があることは、100年以上前から知られていました。
ひまし油のこれらの効用は、この油に含まれる不飽和脂肪酸がもたらしていると考えられています。
それでは、ひまし油の効用についてもう少し詳しく見ていきましょう。
ひまし油の効用について
ひまし油には免疫力を強化する役割がありますので、具体的には以下のような疾患の改善が期待できます。
- 多発性硬化症
- パーキンソン病
- 脳性まひ
- リューマチ性関節炎
- 変形性関節症
また、以下のような症状にも効果があります。
- 便秘
- 胃腸障害
- 生理不順
- 片頭痛
- ニキビ
- 日焼け
- 水虫
- 炎症
- 擦り傷
関節炎の治療
ひまし油の抗炎症作用は、関節炎(リューマチ性関節炎や変形性関節症)や筋肉痛の改善に効果を発揮します。
- 脱脂綿にひまし油を浸します。
- それを患部に置き、その上からテーピング等で固定します。
- 寝る前などにこれを行い、朝まで貼ったままにします
- ひまし油に浸した脱脂綿は再利用可能です
- ジップロックなどに入れ冷蔵庫に保存します
便秘の治療
ひまし油は強力な下剤としても利用できます。つまり、便秘の改善に効果を発揮します。朝起きてすぐ(朝食前)にひまし油を小さじ一杯摂ってください。
ひまし油には苦味があるのですが、これが苦手な人は、オレンジジュースやヨーグルトなどと混ぜても構いません。
これを3日間続けてください。3日飲んだら1日休みを入れ、さらに3日続けてください。
白癬(はくせん)の治療
白癬は治療が難しい症状の一つですが、ひまし油の成分の一つであるウンデシレン酸には、白癬を改善させる効果があることがわかっています。
使用法は「関節の治療」と同じ。
ウンデシレン酸はひまし油に由来する不飽和脂肪酸で、化学式は(CH2CH(CH2)8COOH)。10-ウンデセン酸(10-undecenoic acid)とも呼ばれる。医薬品、化粧品、香水などの製造に使われる。[1] ウンデシレン酸は高圧下でひまし油を接触分解することで得られる。[2] 白癬菌などの真菌に効果があるとされており、抗水虫薬として一部の一般用医薬品に成分の一つとして配合されている。~ウィキペディアより
皮膚のコンディションを改善
ひまし油は、日焼けや擦り傷、ニキビ、いぼ、ストレッチマーク、水虫、アトピー性皮膚炎などの改善に効果があります。
また、ひまし油は皮膚から浸透しコラーゲンの生成を促します。それにより、皮膚を柔らかくし潤いを与えます。従って、乾燥肌やしわ伸ばしに効果があります。
使用法は「関節の治療」と同じ。
ひまし油の副作用
ひまし油は適切な量を使用していれば、副作用を心配する必要はありません。しかし、妊婦の方は使用を控えるようにしてください。
また、使用中に症状の悪化が認められる場合、使用を中止してください。
ひまし油の処方量は、1日小さじ半分から1杯です。
それ以上の摂取は下痢や吐き気、腹痛の原因になります。
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