副腎疲労症候群の原因には、主に以下の四つがあります。
- 精神的ストレス
- 食生活
- 腸管の炎症
- 甲状腺機能の低下
それでは、それぞれの要因について詳しく解説していきます。
1.精神的ストレス
ストレスによってコルチゾールというホルモンの分泌が高まります。
コルチゾールの役割の一つに腸管におけるIgA分泌のコントロールがあります。
つまり、コルチゾールは腸管の免疫システムをコントロールしています。
従って、精神的ストレスにより腸管の免疫システムに障害が生じます。
すると、腸管に生息している悪玉菌が優勢になり腸内環境が悪化します。
腸内環境が悪化すると、さらに免疫システムが機能低下を起こします。
2.食生活
当然ながら食生活は腸内環境に大きな影響を及ぼします。
腸内環境を正常に保つための最重要ポイントは、以下の二点です。
- 発酵食品を積極的に食べる
- 精製された炭水化物(単糖類)を食べない
このような食生活を心がけることにより、善玉菌が優勢な状態になります。
3.腸管の炎症
腸管に炎症が起こると、それが全身に影響を及ぼします。
炎症物質が全身に飛散するからです。
関節や筋肉、神経、さらに臓器にも炎症反応が飛び火することがあります。
もちろん、副腎もその例外ではありません。
4.甲状腺機能の低下
甲状腺機能に低下が起こっている人は、比較的多いと言われています(人口の10%以上)。
甲状腺ホルモンとコルチゾールの間には反比例の関係があります。
つまり、コルチゾールレベルが上がると、甲状腺ホルモンの分泌が減少します。
従って、コルチゾールレベルが低い人は、甲状腺の機能が低下している可能性が高いことになります。
副腎疲労症候群の人の場合、まずはコルチゾールレベルを下げる処方を行うようにします。
そうすることで、自然と甲状腺の機能が正常に戻ってきます。
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