2016年8月4日木曜日

慢性的な痛みは腸内環境に原因があるかもしれない~リーキーガット症候群の治療法について

もし、あなたが原因不明の慢性的な関節痛に悩まされているとしたら、腸内環境に原因があるのかもしれない。




“ The Atlantic magazine “ によると、腸内フローラとリューマチ性関節炎の関連性について議論されています。ある種の腸内細菌に偏りがある人にリューマチ性関節炎が多いことが判明しています。

また、乾癬性関節炎患者にも同様のことがわかっています。

これらの関連性のカギとなるのが、腸管に生じている『炎症反応』です。

過去に足首を捻挫したことがあるとか、降圧剤を長年服用し続けているとか、ジャンクフードを毎日のように食べているとか、職場で過度のストレスにさらされ続けているとか・・・これらのことは全て腸管の炎症反応を引き起こします。

そして、腸管の炎症反応はリーキーガット症候群へと進行していくのです。リーキーガット症候群では、腸管から通常では透過しない物質が漏れ出してしまいます。

その漏出した物質は血中へと流れ込みます。それに伴い、免疫システムが作動しアレルギー反応を引き起こすのです。

これは、自己免疫疾患の発生メカニズムと同じです。

つまり、自己を非自己と誤認識することで、自分自身を攻撃し始めるのです。

リーキーガット症候群は炎症反応をさらに悪化させます。

もし、このような状況にあるとき、捻挫などによる外的刺激により炎症が起こったならば、その炎症反応はさらに増悪することとなります。

“ The Atlantic magazine “に公開されている最近のリサーチによれば、たとえあなたが自己免疫疾患と診断されていなくても、原因不明の慢性的な関節痛に悩まされているとしたら、その原因は関節にあるのではなく、腸内環境に存在する可能性があります。

以下に腸内環境に問題がある場合の自覚症状についてまとめておきます。

胃腸障害(膨満感、下痢、便秘)
花粉症
喘息
酷い生理痛
自己免疫疾患(乾癬、セリアック病、クローン病など )
線維筋痛症
慢性疲労症候群
うつ病
ADD/ADHD
食物アレルギー
カンジダ菌






リーキーガット症候群の治療法



1.刺激物質を除去する


ジャンクフード(ファーストフード)、砂糖などの単糖類、アルコールは、まず最初の段階で除外すべきものです。

また、常用している薬が原因となっていることもありますが、この場合は担当医師に相談するようにしてください。


2.消化酵素を加える


どんなに消化酵素が豊富な食べ物でも、40℃以上の加熱調理によって、ほぼ消滅してしまいます。従って、生野菜などの加熱調理されていない食べ物を毎日食べるように心がけます。

また、消化酵素のサプリメントを摂取することもお勧めします。

特に40歳以上の人の場合、体内で酵素を合成する機能が低下している可能性があります。

消化酵素サプリメントは食前(30分~1時間前)に摂ることが推奨されますが、空腹時に摂ることで腸管の炎症を抑制する作用があります。

リーキーガット症候群の場合、食前だけでなく空腹時にも消化酵素を摂ると良いでしょう(朝起きてすぐに摂取すると良いでしょう)。


【お勧めの消化酵素サプリメント】

Enzymedica, Enzymedica, 消化の基本(Digest Basic), 必須酵素フォーミュラ, 180カプセル


3.プロバイオティックスを加える


プロバイオティックスを摂ることで、腸内細菌の環境を善玉菌優位に保つことができます。

従って、プロバイオティックスは腸内環境を整える上で、異常に重要な栄養素となります。

ヨーグルトや納豆は毎日食べるようにします。

乳酸菌や納豆菌は、その効果が持続しないため、毎日補給しなければなりません。

発酵食品が苦手だという人は、サプリメントで補給すると良いでしょう。


4.抗酸化作用のある栄養素を摂る


ビタミンA、C、Eは強力な抗酸化作用を持っています。また、魚油(DHA/EPA)、ひまし油、オリーブオイルなオメガ3が豊富に含まれる油を積極的に摂るようにします。

これらはいずれも炎症を抑える働きがあります。


【お勧めのビタミンA, C, Eサプリメント】
ビタミンE MRM, コンプリートE、 60ソフトジェル


5.生活サイクルを整える


まずは寝る時間と起きる時間を決めることから始めます。これをルーティン化させた後、各人の要求に応じて毎日やるべきことを決めていきます。

毎日同じルーティンで生活することにより、身体の内側のルーティンも整ってくることがわかるでしょう(自律神経系のバランスが整ってくる。例;排便など)。



リーキーガット症候群は様々な症状を引き起こします。

しかし、決して改善が不可能な症状ではありません。

食環境を整え、生活スタイルをルーティン化することで、十分対応可能な症状です。

諦めずにトライしてください。




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