強い不安や恐怖に襲われたりすると交感神経が興奮状態になり、心臓がバクバクすることがありますね。
心拍数が上がり心臓が一生懸命血液を送り出している状態です。通常、身体には何の害も及ぼしませんが、神経症や不安症の人の場合、呼吸困難(過呼吸など)など身体の異常が現れるレベルまで心拍数が上がってしまう場合があります。
交感神経が優位の状態なので、副交感神経を優位にすれば落ち着くのですが、そのためには心と身体をリラックスさせる必要があります。
しかし、それができないから困っているという人も多いかもしれません。そんな人は今から説明する方法を試してみてはいかがでしょうか?
1. 胸骨を刺激!
心臓のコンディションに関係する経絡があります。この経絡を刺激することで、不安、神経症、不整脈などを改善させることができます。胸骨(胸の真ん中にある骨)にある経絡で、みぞおちからおおよそ5㎝程度上側です。
この経絡を親指を使って強めに押し続けます。1分から2分程度押してみてください。それと同時に呼吸を深く、ゆっくりと行います。
すると、呼吸が楽になり、さらに不安感やうつ症状などが軽減していき心が落ち着いてきます。また、喘息や咳、喉の痛みなどにも効果があると言われています。
2. 眉間を刺激!!
もう一つあります。その経絡は両眉毛の間にあります。両眼を閉じて、同じように親指で1分から2分程度押してみてください。深呼吸も忘れずに。
この経絡も副交感神経を刺激し、身体と心をリラックスさせる効果があります。不眠症や頭痛、目の疲れ、めまい、鼻づまりなどにも効果的です。
ぜひやってみてください。