日本人の平均体温はどんどん下がっている
江戸時代の日本人の平均体温は37℃だったそうです。しかし、現在の日本人の平均体温は、ずいぶん下がっていると思われます。2008年にテルモが行った調査(サンプル数は1,000人)によると、平均体温は36.14℃でした。
低体温でどんな問題が起こるのか?
低体温というのは、基礎体温が36℃未満のことを言います。低体温になると、身体のいろいろな機能に問題が生じてきます。具体的には以下のようなことが起きます。
- 免疫力が落ちる
- 基礎代謝が落ちる(太りやすくなる)
- 冷え性になる
- 胃腸の働きが弱る
- むくみやすくなる
- 疲れやすくなる
- 生理痛がひどくなる
- 生活習慣病(糖尿病、高血圧、動脈硬化など)にかかりやすくなる
- アレルギー(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)にかかりやすくなる
- 体内酵素の不活性化
特に体内酵素が生成されなくなると、自己治癒能力(自己回復能力)が低下するので、風邪などにかかってもなかなか治りにくくなったり、慢性的に疲労感があったり、怪我をしやすかったりします。
低体温はどうして起こるのか?
低体温の原因には、食生活(ビタミン・ミネラル類のバランスなど)の乱れ、運動不足、精神的ストレスなどがあります。また、甲状腺の機能低下が起こっている人も多いです。
冷え性、むくみ、低血圧、慢性疲労などの症状がある人の場合、甲状腺機能が低下している可能性があります。しかし、多くの人がSub-normalの状態、つまり正常値ギリギリの甲状腺ホルモンしか分泌されていないと思われるので、検査を受けても異常とは判定されない可能性があります。
基礎体温を上げる方法
基礎体温を上げるためには、まずは腸内環境を整えることが大切です。栄養素がしっかり吸収・消化できる土台を作ることから始めましょう。そうでなければ、折角の栄養も悪玉菌の餌になるか、体外に排泄されてしまうだけです。
土台を整えるのと同時に筋肉量が増えるような運動(ウエイトトレーニングなど)を行うと良いでしょう。運動を習慣化することで、低体温だけでなく生活習慣病の予防にもなります。
微量元素(ビタミン・ミネラル)が十分摂取されていないと、ブドウ糖をATP(エネルギー)に変換させることができなくなります(解糖系)。
以上をまとめると以下の三点に集約できます。
- 腸内環境の改善
- ビタミン・ミネラルの補給
- 運動により筋量を増やす
(低体温による血液循環障害によりミトコンドリアへの酸素供給不足が生じるため、ここでもエネルギー不足に陥ります)
応援クリックをお願いいたします!いつもありがとうございます!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓