アルツハイマー病の原因の一つとして、脳神経におけるアルミニウムの蓄積があります。
従って、アルミニウムのキレーションを行うことで、アルツハイマー病の症状改善が期待できます。
キレーションというのは、キレート剤を摂取することで体内に蓄積している重金属を挟み込み、除去することを言います。
アルミニウムのキレーションには、EDTA(ethylene-diamino-tetra-acetate)が使われることが多いです。EDTAは代表的なキレート剤でアミノ酸から作られています。経口摂取による吸収率に難があるため、点滴によって服用されることが多いです(経口サプリメントもあります)。
経口キレート剤にはDMSA(meso-2,3-dimercaptosuccinic acid)があります。水銀や鉛中毒の治療に用いられることが多いです。また、腸からの吸収率が抜群に良いことも経口摂取に向いている理由です。しかし、現在DMSA剤は医師による処方箋が必要です。
また、アルミニウムの吸収を抑制する微量元素には、以下のものがあります。
- ビタミンC
- カルシウム
- マグネシウム
- マンガン
- 亜鉛
脳内神経伝達物質の一つであるアセチルコリンは、特にアルツハイマー病の人は分泌量が少ないことがわかっています(正常値の90%減)。アセチルコリンの原料となるのがレシチンですので、アルツハイマー病の方はレシチンを積極的に摂ることをお勧めします。
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【まとめ】
- アルツハイマー病の人の脳にはアルミニウムが蓄積している
- アルミニウムの経口キレート剤としてEDTAがある
- アルツハイマー病の人はアセチルコリンの分泌量が極度に減少している
- レシチンを積極的に補給することでアセチルコリンの生成を促すようにする