- イライラ感
- 疑い深い
- 幻覚
- 思考低下
- 集中力低下
- 記憶力低下
- 内向性
- 不安症
- 強迫観念
これらは、全て甲状腺機能が低下している時に見られる精神的症状です。
これらの症状は、神経症や脅迫症などと誤診されやすいため、適切な治療を受けていない人が非常に多いです。
しかし、神経症と甲状腺機能障害の人を見分ける方法があります。
それは、神経症の人の場合、これらの自覚症状の原因を他人や環境のせいにしますが、甲状腺機能障害の人の場合、全ての責任を自分で負う傾向があります。
症状が軽い場合、甲状腺サプリメントによって、ほとんどの自覚症状は改善・軽減します。
しかし、症状が軽い患者は、その原因がわからないまま慢性化してしまうケースも多いようです。従って、重症化しているケースも見受けられます。
産後うつ(マタニティ・ブルー)は、甲状腺ホルモン分泌の低下が原因とも言われています。
この場合も食事療法、サプリメントの摂取によって、比較的容易に改善させることができます。
甲状腺機能低下症の一つに粘液水腫という症状があります。
女性に好発する(男性の4倍から5倍の発症率)疾患で、極度の思考能力と記憶力の低下が特徴的な症状です。
痴ほう症やアルツハイマー病と誤診されている場合もあります。
また、身体的症状としては、全身の痛みが現れます。これは、線維筋痛症と誤診されるケースが多いです。
このようなケースにおいては、甲状腺分泌を促すサプリメント以外にビタミンBの補給も重要です。
特にビタミンB1(チアミン)とビタミンB12(シアノコバラミン)です。
これらのビタミンは、思考能力の低下、記憶障害などの改善に効果があります。
甲状腺機能の低下に伴う、思考能力や記憶能力の低下は、脳みそへの血流量低下に起因していると思われます。
つまり、脳への酸素と栄養素の供給不足が起こっています。
【甲状腺機能低下が脳へ及ぼす影響】
- 血液供給量の低下(酸素、栄養素の不足)
- 栄養素の消化能力低下(グルコース不足)
- 赤血球の生成能力低下(酸欠、栄養素の不足、貧血リスク)
- 動脈硬化症の促進(血栓症リスク)
【お勧めのビタミンBサプリメント】
ビタミンB1(チアミン)
Source Naturals, B-1, チアミン, 100 mg, 100錠
ビタミンB12(コバラミン)
メチルコバラミン (ビタミン B12), 1000 mcg
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