2016年11月25日金曜日

ココナッツオイルとベジタブルオイル

ココナッツオイルには、飽和脂肪酸が含まれています。それらは、主に中鎖脂肪酸です。MCT (Medium-chain triglycerides)オイルなどとも呼ばれています。


ココナッツオイルには、基礎代謝を上げる作用があり、体脂肪の燃焼を促すことが知られています。従って、甲状腺機能低下症に悩まされている人は、ココナッツオイルを試してみると良いでしょう。

ココナッツオイルの体脂肪燃焼効果についての研究はたくさんあります。長鎖脂肪酸とMCTオイルをそれぞれラットに投与し、体脂肪率を測定した結果、MCTオイルを与えられたラットの体脂肪率が顕著に減少していたと報告されています。

また、肥満男性を被験者にした研究においても、MCTオイルが体脂肪を減少させ、脂肪細胞の合成が抑制されていました。この実験の被験者は、24名の肥満男性(BMI値が25~31kg/m)で、28日間に渡りMCTオイルを摂取しています。

2002年にThe Journal of Nutrition に報告されている論文においても、同じ結論が報告されています。それによると、MCTオイルは基礎代謝を上げ、食後の満腹感も大きかったとしています。


ココナッツオイルとベジタブルオイル


ベジタブルオイルに多く含まれている長鎖脂肪酸は、酸素に触れると急激に酸化反応が起こります。また、酸化に伴い、悪臭も発生します。

しかし、ベジタブルオイルを精製すれば、酸化による悪臭も出なくなります。ただ、精製されたベジタブルオイルにはトランス脂肪酸が多く含まれ、これが我々の身体に悪影響を及ぼします。

精製されたベジタブルオイル(トランス脂肪酸)を摂取し続けることで、細胞壁を構成している膜(細胞膜)がトランス脂肪酸に置き換わり、これが甲状腺ホルモンであるT4のT3への変換を難しくします(甲状腺機能低下症)。

細胞膜がトランス脂肪酸に置き換わると、体温によって常に温かいため、酸化はより進行します。酸化により、酵素や細胞がダメージを受けるため、その機能が著しく低下してしまいます。



酵素には栄養素の分解だけでなく、ホルモン系、免疫系にとって重要な役割を担っています。従って、酵素がダメージを受けることで、甲状腺ホルモンの生成減少、免疫機能や自己治癒能力の低下などが起こります。

一方、ココナッツオイルは飽和脂肪酸であり室温で安定しています。従って、身体が酸化ストレスを受けることもありません。また、甲状腺から分泌されたT4からT3への変換も阻害することはありません(甲状腺機能障害の人にはココナッツオイルが最適です)。ちなみに、T4からT3への変換は肝臓において行われます。

 お勧めのココナッツオイルkDeep Steep, USDA Organic Coconut Oil, 7 oz
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