2016年10月5日水曜日

オメガ3脂肪酸 (DHA, EPA, DPA) の効能について

オメガ3は脳の発育にとって非常に重要な栄養素です。

幼児期にオメガ3が不足すると、自閉症やADHD(多動症)などの発達障害を引き起こす可能性があります。また、動脈硬化や血栓症など血管系の障害にも大きな影響力を持っています。


オメガ3脂肪酸の主成分

オメガ3の主成分は、以下の三種類の物質です。
  1. DHA(ドコサヘキサエン酸)
  2. EPA(エイコサペンタエン酸)
  3. DPA(ドコサペンタエン酸)


DHA (ドコサヘキサエン酸)

動物の脳細胞には約10%のDHAが存在します。特に海馬にはDHAが密に存在しています(海馬は記憶や学習の役割を持っている領域 )。
神経細胞にあるシナプスの成長を促す成分でもあるため、DHAの不足により神経伝達が損なわれる場合があります。
また、シナプスから放出される神経伝達物質やカルシウムイオンの働きを促進します。


EPA(エイコサペンタエン酸)

血液の粘性を減少させ、血小板の凝集を抑制する作用があります。そのため、動脈硬化や血栓症の予防に有効と考えられています。
特に冠状動脈に効果があると言われており、心筋梗塞の予防に効果的です。
また、炎症物質であるプロスタグランジンⅡの生成を抑制する働きがあるため、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症状にも効果的です。


DPA(ドコサヘキサエン酸)

DPAの効能はEPAとほぼ同じですが、その効果は10倍とも言われています。
その効果はアルギニン(アミノ酸の一種)と同時に摂取することで、より高まります。
DPAは動脈硬化の予防にとって重要です。
また、強力な血管修復作用もあるため、脳血管障害の回復には必須の栄養素です。DPAは主にイワシやサンマなどの青魚に多く含まれています。


オメガ3脂肪酸の摂取でがんを予防


脂質には健康に良い脂質と悪い脂質があります。飽和脂肪酸やリノール酸などは悪い脂質の代表です。それに対し、オメガ3脂肪酸は健康にとって大変有益な脂質です。

ライナス・ボーリング研究所で行われた研究に「脂質摂取と発がん率の関係性」について検証したものがあります。

この研究では、がん家系のマウスを500匹用意し、それぞれにラード、紅花油、コーン油、魚油、亜麻仁油を投与して発がん率を調査しています(各々の群に100匹のマウスを使用)。その結果が以下の表です。

脂質主成分発がん率(%)
ラード飽和脂肪酸32
紅花油オメガ966
コーン油オメガ660
魚油オメガ36
亜麻仁油オメガ32

この実験結果を見てもお分かりの通り、オメガ3は圧倒的に発がん率が低いことがわかります。

ファーストフードや揚げ物などに含まれる脂質の主成分は、飽和脂肪酸です。青魚を積極的に摂るように心がけることが大切です。また、オメガ3脂肪酸のサプリメントで補うこともお勧めです。


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