2016年11月19日土曜日

大豆を摂らない方がよい理由

大豆の中には健康上、あまり好ましくない成分も含まれています。代表的なものは以下の通りです。
  1. ゴイトロゲン
  2. イソフラボン
  3. フィチン酸
  4. ヘマグルチニン
  5. グルタミン酸
それでは、上記の一つ一つについて詳しく説明していきます。


1.ゴイトロゲン

ゴイトロゲンは甲状腺ホルモンの生成を阻害する物質です。
また、ヨウ素の吸収率を下げることもわかっています。
従って、甲状腺機能低下症の人は避けるべき物質になります。
また、ゴイトロゲンは甲状腺を肥大化させる作用をもっているため、甲状腺腫の原因にもなります。
しかし、ヨウ素が十分に摂取できていれば、そのような心配はありません。
ちなみに、ヨウ素は昆布などの海藻類に多く含まれています。
従って、海藻類が十分摂れていれば、ゴイドロゲンによる甲状腺腫の発症リスクを心配する必要は全くありません。


2.イソフラボン

イソフラボンは植物性エストロゲンの一種です。
更年期障害の改善に効果があると考えられていますが、科学的エビデンスはありません。
実際にはテストステロンレベルが低下している人が多いため、イソフラボンは避けるべき物質かもしれません。
さらに重要な事実として、イソフラボンには内分泌系の機能を狂わせる可能性があります。
従って、不妊症や乳がんを引き起こします。

3.フィチン酸

フィチン酸は、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの吸収を阻害します。
この傾向は、特にベジタリアンの人に顕著となります。
なぜなら、フィチン酸を摂っていても肉類を食べていれば、このような吸収阻害が起こりにくいからです。
ミネラルはビタミンに比べ、吸収率が悪いです。
そのため、ミネラル不足に陥っている人はかなり多いと考えられます。
このような状況に加え、フィチン酸を摂取し過ぎると、完全にミネラル不足になってしまいます。
大豆には多くのフィチン酸が含まれています。
また、フィチン酸は加熱などの調理を加えても壊れることはありません。
しかし、納豆のように長期間発酵させた場合、フィチン酸の含有量は劇的に減少しています。


4.ヘマグルチニン

ヘマグルチニンはレクチン(糖鎖を連結するタンパク質の総称)の一種です。
ヘマグルチニンには、赤血球を凝集させる作用があります。
赤血球が凝集してしまうと、酸素が適切に運ばれなくなり、細胞が酸欠状態になります。


5.グルタミン酸

大豆タンパクにはグルタミン酸が多く含まれています。
グルタミン酸は旨み成分の一つですが、脳内にグルタミン酸が大量に取り込まれると、脳の神経細胞を興奮させる作用があります。
自閉症やADHDなどの発達障害児の脳には、大量のグルタミン酸があり、適切に処理できていないことがわかっています。
従って、発達障害児にとっては大豆は好ましくない食品となります。





ちなみに、脳内に大量にグルタミン酸がある場合、通常余ったグルタミン酸がビタミンB6と結合してGABAという神経伝達物質が合成されます。
GABAは脳神経の興奮を抑える作用があり、グルタミン酸によって過剰に興奮した神経細胞を抑制します。つまり、正常な人の脳内では、このようにホメオスタシスが機能しています。


 応援クリックをお願いいたします!いつもありがとうございます!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 健康ブログへ