2016年11月22日火曜日

甲状腺機能亢進症

甲状腺で生成されるホルモンの一つにT4があります。
T4は甲状腺ホルモンの90%を占め、全身を循環しています。


甲状腺機能亢進症では、T4が過剰に分泌されている状態です。
この疾患は女性に多く見られます。
女性100人の内8人、そして、男性の場合、100人の内1人が甲状腺機能亢進症にかかります。

甲状腺機能亢進症の症状

甲状腺ホルモンの過剰分泌により、代謝が上がります。
それに伴い、たくさん食べているにも関わらず体重減少が起こります。
また、いつも暑さを感じ、汗を大量にかきます。
また、動悸や息切れを始終感じ、手足の震えが起こることもあります。
  • イライラ感、感情的、睡眠の質の低下
  • 集中力欠如
  • 下痢
  • 月経不全
  • 体重減少
  • 不整脈
  • 眼球の突出
これらの症状は初期段階では目立たなくても、症状の進行に伴い顕著になってきます。
治療せずに放置しておくと、心筋梗塞、心臓発作などの心臓疾患に至ります。眼球の突出は20%程度の患者に認められる症状です。

甲状腺機能亢進症

 更年期障害と甲状腺機能亢進症

更年期障害は女性ホルモンの分泌が低下することで現れる疾患です。
従って、甲状腺機能亢進症とは発生機序が全くことなります。
しかし、これら二つの疾患は、症状が非常に似ているため、自覚症状だけからでは鑑別が難しいです。
ただ、更年期障害の場合、放置していても大事に至ることはありませんが、甲状腺機能亢進症では症状の進行に伴い、心臓疾患が誘発されてきます。
場合によっては、命に関わることもあるので、更年期障害と診断された人で症状の改善がなかなか認められない場合、一度専門家に相談してみることをお勧めします。

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