2016年11月24日木曜日

健康な甲状腺のために必要な栄養素

最初に土台である腸管の機能を正常にする必要があります。つまり、腸内環境の改善です。プロバイオティックスや消化酵素を利用して、できる限り腸内環境を整えていきましょう。腸内環境が悪ければ、折角食べた栄養素も吸収してくれません。
それでは、以下に健康な甲状腺のためのヒントをまとめてみます。


セレニウム

セレニウムはグルタチオン還元酵素(リダクテーゼ)の一つです(グルタチオン還元酵素は体内の解毒酵素)。

セレニウムは甲状腺ホルモンの正常な分泌以外にも、生殖機能を正常に保ち、感染症の予防にも関係しています。

魚介類や肉類、乳製品に多く含まれおり、通常の食生活を送っていればセレニウム不足に陥る危険性は小さいです(従って、特別な状況を除き、サプリメントで補う必要はありません)。

しかし、甲状腺機能に問題がある人は、セレニウム不足が関与している可能性があります。肉や卵、乳製品などを意識して食べるようにしてください。

注:セレニウムは白内障を予防するとも言われています。眼球にあるタンパク質と糖が結合することで生成されるタンパク二硫化物の生成を抑制します。


ヨウ素


ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料になります。従って、甲状腺にとっては最も大切な栄養素です。ヨウ素は海藻類に特に多く含まれていますが、日本人はこれらの食品を日常的に食べているので、ヨウ素は普段の食事から十分に摂れている場合が多いです。

しかし、食生活に問題がある人(外食、ジャンクフード、インスタント食品が多い人)は、ヨウ素の摂取量が著しく少ない場合があります。

その場合、安易にサプリメントに頼るのではなく、まずは食生活の改善に努めるようにすべきです。そうすることで、ヨウ素の摂取量が増えるだけでなく、腸内環境も改善し、全身的な健康状態に近づくことができます。


オメガ3


オメガ3は肝油に多く含まれています。油の中でも比較的摂りにくいものなので、サプリメントを活用するのもいいと思います。

オメガ3と甲状腺機能の相関性についての研究はかなりたくさん見受けられます。それらによると、一日3gから5gのオメガ3を摂取することで、甲状腺機能を正常に保つことができると報告されています。


十分な睡眠


睡眠は甲状腺機能を正常に保つために大切です。どうしても睡眠の質が上がらないという場合は、脳内神経伝達物質であるセロトニンがうまく生成されていない可能性があります。

その場合、5-HTPをサプリメントを試してみると良いかもしれません。また瞑想などによって、心を落ち着けることも非常に効果的です。


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